(最終更新日:2018-12-02 06:33:19)
  ムライ リョウタ   MURAI RYOTA
  村井 良太
   所属   法学部 政治学科
   職種   教授
■ 研究テーマ
日本政治外交史。日本デモクラシーの史的考察、なかでも政党政治の形成・展開とその機能性に注目し、明治維新以来の日本が、国際環境と国内環境のなかで何を選択してきたのかを、外交と内政、中央と地方の両側面から立体的かつ実証的に明らかにする。
 博士論文では第一次世界大戦後に成立した政党内閣制を論じ、その後、成立から展開、崩壊に至る過程を二冊の単著にまとめた。このテーマでは、引き続き明治憲法体制や両大戦間期の政党政治についてアウトリーチ活動に努めつつ、関東大震災の復興過程や議会運営などいくつかの側面に焦点を当てて考察を進める。
 現在の中心的な関心テーマは、敗戦と占領を経て再建された日本のデモクラシーが冷戦下で高度経済成長にどのように対応し、その過程で再活性化されていったのかを、政党政治を中心に佐藤栄作(政党政治家)や市川房枝(社会運動家)などの人物、統治構造、冷戦、地方政治、運動や文化も含めて考察することである。
 さらに、国際化/グローバル化の深まりに日本でのデモクラシーがどのように向き合ってきたのか、冷戦後の阪神・淡路大震災や東日本大震災への対応、政治改革、政党政治の変容などいくつかの切り口を模索しながら考察する。震災復興研究は2011年の冬に共同研究を通じて始め、自衛隊、三大震災の比較、復興権力、コミュニティ、雇用に関心を寄せている。
 また、現代的な諸問題を歴史的に整理することや、比較によって日本の経験をより普遍的に考察し、それを通して現代デモクラシーの文明史的意義と課題を考察することにも取りくんでいきたい。
■ 学歴
1. 神戸大学 法学部 卒業
2. 神戸大学大学院 法学研究科 公法専攻 博士課程修了 博士
3. 2010/04~2011/03 ハーバード大学ライシャワー日本研究所 〔客員研究員/在外研究〕 留学
■ 著書・論文歴
1. 著書  『政党内閣制の展開と崩壊 一九二七~三六年』 (単著) 2014/05
2. 著書  『政党内閣制の成立 一九一八~二七年』 (単著) 2005/01
3. 著書  「政党政治の危機と選挙制度の課題―政治外交史から『災後』のデモクラシー共同体を考える」 (共著) 2018/05
4. 著書  「転換期の参議院議長河井弥八―占領後の課題と冷戦下での議会政治の再建」『河井弥八日記戦後編3』尚友倶楽部/中園裕・内藤一成・村井良太・奈良岡聰智・小宮京編(解説執筆) (共著) 2018/01
5. 著書  「佐藤政権と革新自治体:七〇年安保前後の東京と沖縄」 (共著) 2017/12
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■ 学会発表
1. 2018/10/14 討論<体制転換と対外政策の変容>(日本政治学会2018年度研究大会分科会)
2. 2016/10/02 司会<官僚制とガバナンス―専門と総合をめぐる歴史的展開を考える>(日本政治学会2016年度研究大会分科会)
3. 2015/10/11 「佐藤栄作政権と大学紛争―政策決定プロセスと首相のリーダーシップに注目して」(日本政治学会2015年度研究大会分科会E4:民主政治下での長期政権のメカニズムと政策形成―佐藤栄作政権の内政と外交を通して)
4. 2015/06/07 「創造的復興と国民の中の自衛隊―大規模地震災害と近代日本の二つの軍事組織」(日本防衛学会平成27年度春季研究大会部会)
5. 2014/10/12 司会<日本外交・安全保障の歴史的基盤>(日本政治学会2014年度研究大会分科会)
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■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 多人数講義での年度4回程度のアンケート実施
■ 主要学科目
日本政治史、外交史、政治史、演習ⅠⅡ、基礎演習
■ 授業の進め方
学んできたことも含めて、社会のなかで自らを説明できる人になってほしいと考えています。そのためには知識の習得とともに、読む・書く・話すといった基本的な技術が重要であり、授業に反映させることを心がけています。
■ 所属学会
1. 1997/07~ 日本政治学会
2. 2013/06~2015/05 ∟ 分野別研究会/戦前戦後・比較政治史研究フォーラム代表世話人&現代政治過程研究フォーラム世話人
3. 2015/06~ ∟ 分野別研究会/戦前戦後・比較政治史研究フォーラム&現代政治過程研究フォーラム世話人
4. 1997/04~ 日本国際政治学会
5. 2004/06~ 日本比較政治学会
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■ 社会における活動
1. 2018/01~ 兵庫県史執筆者
2. 2010/04~ 『レヴァイアサン』(木鐸社)書評委員
3. 2005/12~ 占領・戦後史研究会運営委員(2017/12~代表)
4. 2015/04~ 公益財団法人交流協会日本研究支援委員会委員
5. 2013/04~2013/07 世田谷市民大学昼間講座「近代日本の政党政治―両大戦間期を中心に」を担当
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2016/04~  東日本大震災における復興の総合的研究―まちの復興、生活の再建、生業の復活を中心に 基盤研究(B) 
2. 2015/04~2018/03  国際関係理論と日本外交史の対話―歴史的知見の理論化と理論的知見の歴史研究応用 基盤研究(B) 
3. 2015/04~2018/03  近現代日本における「議会政治」の再検討:両院事務局所蔵の未公開史料群に基づいて 基盤研究(B) 
4. 2013/04~2016/03  民主政治下での長期政権のメカニズムと政策形成 平成25-27年度科学研究費補助金(基盤研究C) 
5. 2013/04~2016/03  戦後体制のなかの沖縄に関する共同研究 平成25-27年度科学研究費補助金(基盤研究C) 
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■ 講師・講演
1. 2018/07 「佐藤栄作の時代:高度経済成長、60年・70年安保、日韓・日中国交正常化をめぐって」(東京都)
2. 2017/09 「明治百周年記念事業(1968年)―その文脈とメッセージ」(宮城県大崎市)
3. 2016/09 「市川房枝に考える完全普選70年―自由と多様性の基盤としてのデモクラシーの成長」(宮城県大崎市)
4. 2016/08 「政権基盤と災害時の危機管理対応」(兵庫県神戸市)
5. 2015/12 「戦前日本における政党政治の消長」(東京都)
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■ 受賞学術賞
1. 2005/12 第27回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)
■ 運営活動
1. 2005/04
2010/03
マス・コミュニケーション研究所運営委員